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注)このページは筆者の独断と偏見です。 アマチュアが露出値をメモしているのを見かけるが、評価測光や多分割測光の値を記録しても無意味である。 各部のスポット測光値をメモすれば以後、多いに参考になるのでこちらを推奨する。 カメラ任せの測光ではカメラが変わったら、またそのデータが必要になる。カメラに依存しない測光方法を身に付ける。
■露出決定法 筆者の露出決定方法は「朝/夕焼け」以外、スポット測光で行う。マルチスポット測光は行わない。カメラには8箇所の測光ポイン トを演算する機能があるが...である。露出決定は中央重点平均測光の方が奥が深い。スポット測光は安易な方法である。そ れは、ここを測光して幾つ補正すれば当たると考えてしまうから安易なのだ。通常の理論と違う。中央重点平均測光はファインダ ーの輝度分布から補正量を考えようとするから高度なのである。自動露出ずらしで3枚も撮ると言うのは「下手な鉄砲数打ちゃ〜 あ当たる」である。これでは考えることをしない。注意しておくが、スポット測光すれば測光したポイントが全て適性になるのでは無 い。色/輝度に合わせて補正をする必要がある。 OM-3Tiを買った頃、OM-4TiBで撮ったのに比べて露出アンダーで悩んだ。高級カメラなのにアンダーなのである。これは測光/ 補正方法を熟知していないからなのである。そこでスポット測光を使用する様になった。それからは露出アンダーになることは減 った。輝度分布から何処を1点スポット測光するかを判断する。撮りたい所の露出を測光する。これは理に適っている。入射光式 露出計の測光方法とは丸きり違う。入射光式露出計も測光方法が誤っていたら反射光式露出計と同じだ。測光者の着用してい る服装の色/反射の影響も受ける。完全なんて有り得ないのだ。どれだけ有効に使えるかが問題なのだ。
通常、筆者が鉄道写真を撮る時は、新緑−若葉を除き、緑を測光する。グレーに相当するから。枯れ葉(肌色の物)は+0.7〜 1EV程度。枕木の赤錆びた砂利+0EV。この値で輝度分布を確認する。マルチスポット測光を行うのではない。緑なら何処にでも ある。適性露出が分からなければ緑を測光するといい。あとは明るくしたいのか少し暗くしたいのかで1ステップ補正すれば良 いのである。これなら簡単でしょ。緑が無ければ、自分の手の平か甲をカメラのに向けて測光し+0.7〜1EV補正すればいい。角度 は手を45度くらいにしてカメラに向ける。90度付近にするのは人物を撮る時。補足しておくが、カメラに依っては明るく写る機種と 暗く写る機種があるので自分のカメラがどちらに偏っているのかは雑誌の記事で機種別露出比較を参照すればいい。EOS-1Nは 暗め、EOS-5は明るめ、コンタックスは暗めに写る等々。
鉄道写真を撮っているアマチュアは入射光式露出計を使用しているが、自分の居る所の露出を測っている。これでは意味がな い。撮る所の露出を測るのが正しい。また、光球の向ける方向が違ったりしている。さらに、測光値に+1EV補正するそうだ。これ って測光方法が間違っているのではないのか。雑誌に執筆しているカメラマンの論調の弊害だ。まだまだこの様なのがある。「何 色は+補正、この色は-補正しなければ」だって。色の占める面積を考えていない。
測光が0.5EVステップのカメラで、ある場面において絞りとシャッターを選んで0EVに設定したとすると、実際には0〜±0.25EVの範 囲のどこかに設定されるのである。0.5EVステップで測光値をデジタル化したら0.5EVの中間と言うのはマイコンでは判別出来ない のである。だから、いくら±0EVにしたつもりでも最悪±0.25EVずれているのである。これは異常なのではない。一般に絞りとシャ ッターは固定値を用いて設定するから入射光式露出計の指示値に設定しても完全な±0EVにすることは出来ないのである。〜 除算で余りが発生するのと同じ〜
それは、測光センサーが出力した物理量をディジタル化した時に丸め込まれ、コンピュータ にデータが渡されるからである。つまり、入射光式露出計の測光の最小単位ですでに数値がずれている可能性がある。もし、カメ ラ内蔵露出計で正確に±0EVに合わせたいとすると、使用しているレンズがMFレンズなら可能である。一方、AFレンズでは露出 誤差から免れることは出来ない。正確に露出を合わせるにはカメラ内蔵の露出計で行うしかないのだ。カメラの露出表示がバー グラフ式の場合、絞りの開閉を調整し隣の露出レベルが点灯する位置に設定すれば良いのである。例えば、-0.5EV位に露出を 合わせておき、少しずつ絞りを開きながら0EVが点灯したところにすれば良いのである。そう、-0.5EVと+0EVの露出表示の境界 点に合わせる訳である。合わせた露出は-0.25EVである。これを補正するのにフィルム感度を1/3下げる。すると差し引きで約 +0EVとなる。こうしないと露出が何.何EVに設定されたのかは分からないのである。これがディジタル表示の「いい加減さ」であ る。アナログ式の指針露出計は「読み取り誤差」を除けばほぼ正確である。−どの露出計にも逃げれない「測定値のずれ」と 言うものがある。これは除外しての話し。−以上から、同じ 露出値からどちら側にずれているか常に意識していないと痛い目に合う。露出はスポット測光で測定し、絞りで意図した値に微調 整するのが確実である。分かるかな、分かんないだろうな〜。だから、2枚撮る必要がある。3枚は必要ない。 電子技術者にA/D変換について聞いてみれば良いだろう。プロカメラマンは電子技術者ではないから駄目だぞ。 えっ、筆者の職業はなにかって。ひ・み・つ!!。
露出は(露出計自体が持っている露出誤差)+(1ステップの許容範囲の絶対値)の分だけ最悪ケースでずれることになる。 ↑工場での調整によるずれを含む。 ↑A/D変換による丸め込み誤差 つまり、0.5EVステップの露出計は(露出計露出誤差+0.25EV)の分だけすれることになる。露出誤差が0.25EVとすると合計 で0.5EVずれていても正常と扱われるのである。0.5EVステップの露出計で0.5EVの露出誤差は大き過ぎるので0.25EVと推測した。 メーカーがこのカメラは露出設定が0.5EVステップと公表しているのに、内部では0.25EVや0.175EVステップで測光する様に設計し てあればより正確な測光が出来る。だが、「絞り」と「シャッター」は0.5EVステップ相当の固定値を使用するのでこちらの値に左 右されるのである。0.3EVステップの露出計も同様の考え方である。
DPEプリントすると露光量の加減でまたアンダーとなり、スキャナーで読み込んでもアンダーとなる。カメラの方は改善されてくる が、最終段階においてまた露光量の基準がない。全て固定光量で処理すれば良いのだが、自動露光処理される。これが曲者で ある。露出は鑑賞に至る最終段階にも合わせないといけない。
マルチスポット測光は各測光ポイントの加重平均であるから入力する部分の輝度を考えないといけない。スポット測光が2点の 場合は中間値に設定されるから分かり易いが、これ以上の測光ポイントになるとハイライト1点に対し、シャドウ2点と言う様にし ないと適性露出値を割り出せないので筆者は行わない。
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